サーファーの皆様、サーフボードを海に運ぶ際にはどうしてますか?
海まで歩いていける距離に住めたら最高なんですが、現実はなかなかそうもいかないですよね。
長距離を車で移動してサーフィンに来られる方もいらっしゃることと思いますが、
私のホーム湘南は自転車サーファーの人口は日本一と言っても過言ではありません。
そんな自転車サーファーに欠かせないのが 【自転車用のサーフボードキャリア】なんです。
自転車用サーフボードキャリアとは?
【サーフボードキャリア】とは、名前のとおりサーフボードを運ぶ為の積載装置になります。
湘南ではそこかしこで見かける自転車サーファーの多くが 【自転車用サーフボードキャリア】を使っています。
形状はクッション材が巻かれたU字型のキャリアアームを、アタッチメントで自転車に固定できるようになっており、
ゴムロープとフックでサーフボードを固定できるようになっているのが一般的です。
たま~に、片手でサーフボードを持って片手で自転車を運転しているサーファーも見かけますが、急な運転操作はしずらく不安定で危ないですから、
安全運転の為にも【自転車用サーフボードキャリア】を使うことをおすすめします。
◆こちらは定番の湘南発祥ブランド「Rainbow」のサーフボードキャリア
Rainbowの自転車ビーチクルーザーは今や日本全国どこでも見かけるようになりましたね。
ビーチクルーザーを定着させたブランドだけあって、自転車用サーフボードキャリアも信頼のおける品質です。
キャリアのアームは自転車に2箇所で固定するタイプなので、ロングボードの積載も安心!
◆自転車からキャリアを取り外して使いたい方におすすめは↓
こちらはアーム部分1箇所をサドル部分に取り付けるコンパクト設計。
アーム部分の取り外しも簡単なので、「普段はキャリアを外して自転車を街乗りしたい」という方におすすめです。
自転車用サーフボードキャリアの取り付け方
今回取り付ける【自転車用サーフボードキャリア】は定番のRainbowのお品↓
取り付ける際のポイント
- 取り付け位置は前後の高さがなるべく合うように。(=水平に近くなるように。)
- スペーサーを活用して、しっかり固定する。
- Uボルトの締めすぎには注意。
取り付けについての所要時間は30分もあれば事足りるのではと思いますが、上記のポイントに注意して取り付けましょう。
特に2箇所のアタッチメントの固定位置がなるべく離れていることと、水平に近くなるように注意しましょう。
昔のRainbowのビーチクルーザーにはフレームにサーフボードキャリアの固定用アタッチメントが内蔵されていたモデルもあったのですが、今は全て別設定になってますね。
平ワッシャーとスプリングワッシャーの順番を間違えないように。そしてスペーサーを活用してしっかり固定しましょう。
2箇所のベースプレートをしっかり固定したら、ほぼ完成。
アイボルトにキャリアアームを通し、ハンドノブで締め上げて固定すれば完了です!
あとはサーフボードを実際に乗せてみて、ゴムロープの長さなどを調整すれば尚よしです。
(ゴムロープはアームの先端のキャップを外して調整し直せば大丈夫です)
自転車用サーフボードキャリア使用のマナー
最近、特にこの湘南では自転車サーファーが激増してます。
町中でもサーフボードキャリアを付けたまま走行している方を見かけたりします。
サーフィンしない方にとってはゼッタイ邪魔なんですよね。
トラブルを未然に防ぎ、安全に楽しみ、他のサーファーが肩身が狭い思いをしない為にもマナーを守りましょう。
道交法的には【サーフボードキャリア】は違法なのか?
以下は神奈川県警による【自転車用サーフボードキャリア】使用の見解となります。
道交法第57条1項「制限を超えて乗車をさせ、または積載をして車両を運転してはならない」
ここでいう制限とは「積載装置を装着する車両に対し、その全長から30cmを超えてはならない。
また幅に対しては左右合わせて30cm以内であること」と決められています。
キャリアを付けているだけでは違法ではないが、上記の制限(全長から30cm 左右の幅30cm以内)を超える場合は違法となりうる。
正直、ロングボードを積載されている自転車サーファーも多いですが、黙認されているだけと認識しておきましょう。
ちなみに手持ちでサーフボードを運ぶことに関しても注意が必要です。
道交法によって車両を安全に運転することができない行為は禁止されており、「サーフボードを片手に持っての片手運転」は取り締まりの対象になります。(傘をさしながらの自転車走行が注意・指導の対象になることと同様です。)
守ろう3つのマナー!
湘南のサーフショップや、サーフポイント近くのスポットに良く張ってあるマナー啓蒙ポスターです。
法律的にもグレーな部分があるだけに、しっかりとマナーを守って使用しましょう。
【自転車用サーフボードキャリア】使用時 3つのマナー
- フィンは内側に!:フィンは危険です。外側に向けず自分の乗る内側に向けて乗せよう。
- ボードを乗せない時は外して乗ること!:駐輪場などでは本当に迷惑です。乗せない時はアームを外すようにしましょう。
- 縦列で行動する!:キャリアの分横幅があるので、複数で並列で走行すると危険ですし、邪魔です。縦列で走行しましょう。
自転車サーファーのすすめ!
いかがでしたでしょうか。
自転車でのサーフィンは、そのフットワークの良さからメリットが盛り沢山!
- ウェットスーツ、サーフボードも海から上がったままで移動可能。
- 車が通れないローカルポイントの近くまで行ける。
- 免許不要!
- 駐車場も考えなくて良い。
- ポイント移動も速攻でできる。
車のような長距離移動は敵いませんが、湘南のように近くにサーフポイントが点在しているようなエリアであれば、
自転車サーフィンが最強ではないでしょうか。
1日に数カ所ポイントを周り、良い波の場所で入る。ポイントのはしごも自由。
自転車サーファーは冬は寒いですが、メリットは盛りだくさんですよ!
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