東京オリンピックで正式競技として初めて採用された「サーフィン」、日本人の大活躍は本当に素晴らしかったですね!
初めてテレビでサーフィン競技を見たと言う方も多いのではないでしょうか。
そして「サーフィンに興味がある」「サーフィンを始めたい」こんなふうに思った方も多いのではないでしょうか。
(サーフィンの始め方はこちらの記事をご覧下さい↓)
結論:サーフィンは人生観を変える素晴らしいスポーツです。
サーフィンは単なるスポーツとしてだけではなく、
カルチャーでもありライフスタイルにも大きく変化をもたらすスポーツの一つです。
サーフィンにどっぷりはまった人は一般の人からすると驚くような行動をすることがあります。
例えば・・・
- 北海道の真冬に極寒の中、海に入る。
- 日が昇る前に海に向かい、夜明けとともに海に入る。
- 突然仕事を変えて海の近くに引っ越す。
- サーフボードと体一つで何百㎞ものサーフトリップに向かう。
- シャークアタックで腕を失ってもサーフィンを続ける。
(サーフィン中にサメに襲われ片腕を失ったベサニー・ハミルトンの話は映画や本にもなりました↓)
上に紹介した「ソウル・サーファー」のベサニー・ハミルトンは13歳の時にサーフィン中にサメに襲われ、左腕を根元から失いました。
それでも事故からわずか1ヶ月後にサーフィンを再開し、サーフィントーナメントにも片腕で復帰しています。
ここまで人をのめり込ませる「サーフィンの魅力」って何なのでしょうか?
ベサニーハミルトンは著作「ソウル・サーファー」の中でこんな風に言っています。
「どうしてサーフィンをするの?」とよくきかれる。あの感覚を説明する努力はしてみたけれど、どうしても無理だ。
あの感覚は、サーファーにしか分からない。ほとばしる感情、やみつきになる気持ち。
心をかき乱され、頭をもてあそばれ、体を痛めつけられる。
それでももっと欲しくて何度でも戻りたくなる・・・。(ベサニー・ハミルトン)
今回はそんな「サーフィンの魅力」サーフィンを始めて良かったことをご紹介していきます。
サーフィンの魅力① 自然との一体感
サーフィンはフィールドは自然の海であり、天気や気候、季節にも大きく左右されるスポーツです。
日本の四季の季節を体で感じ、風を感じ、太陽の光を浴び、広い海の中でデジタル社会からも解放されます。(完全オフライン!)
サーフィンは日々の雑念を取り払い、無心になれる瞬間なのです。
サーファーが海の上で集中するのは、「良い波がいつ、くるのか」の1点のみ。
海の上では良い波を見極め、陸の上でも常に良い波が立つ時間帯や場所を予測する。 気象情報への理解も自然と深まるスポーツです。(天気図とにらめっこして、風の予測などもするようになるのがサーファーなんです。)
波予測が当たる当たらないでサーファーは一喜一憂。
今では数多くの波情報サイトがあり、多くのサーフポイントの波の大きさをすぐ調べることができます。
この自然に大きく左右されるところもサーフィンの難しさであり、そして大きな魅力でもあります。
「良い波は自然からの贈り物」 こんな表現をするのがサーファーです。
自然と環境に配慮する、そんな意識が芽生えるのもサーフィンの特徴ですね。
多くのサーファーがビーチクリーンなどに協力しているのは、サーフィンを楽しむフィールドを与えてくれる海への感謝、リスペクトする気持ちが自然と芽生えるからなのです。
オリンピックで五十嵐カノア選手が海から上がったあとに、海に祈りを捧げていたのはまさにその象徴的なシーンでした。
雄大な海の、自然の持つパワーを存分に味わうのがサーフィン。
ストレス社会において、サーフィンはデトックスには最適なスポーツではないでしょうか。
サーフィンの魅力② 健康的になる。
サーフィンはかなりハードな部類のスポーツになると思います。
自然相手のスポーツだけに、海のコンディション次第では命の危険にもさらされますし、人間の非力さを味わう場面も多々あるのです。
そんなハードなスポーツだけにサーフィンを日常的に続けるだけで身体は鍛えられますし、精神もタフになるのです。
サーフィンで自然に身体が鍛えられる。
- 波に負けずに沖に出るパドル力(腕で漕ぐ力)
- 波の上でボードを操るバランス感覚、脚力
- 波に巻かれても、海上に浮上するまで耐える肺活量
- リーシュコードが切れたとしても岸まで戻れる泳力
- 体のしなやかさ柔軟性
普通にサーフィンをしているだけで、このような身体能力は自然と鍛えられます。
しかも、楽しんで鍛えられるのはまさに一石二丁ではないでしょうか。
(金づち(=泳げない)だけは克服しておきたいですが)
体重管理に気をつけるようになる。
サーフィンは水に浮く=浮力が非常に重要な要素となります。
とにかく、体重は軽ければ軽いだけサーフィンには有利に働きます。
体重が重ければ、サーフボードの浮力に頼る為にボードの体積を大きくする必要があり、操作性よりも安定感を重視しなければいけなくなります。
(特にショートボーダーは体重軽くないと厳しいです)
自然と体重管理の為に食生活や日々の摂生に意識が高くなるのもサーフィンの特長ですね。
自然と早寝早起きの習慣になる。
1日の中でサーフィンに適した時間帯は「早朝」です。
サーフィンにとって「風」は非常に気になる要素なんですが、
早朝の時間帯がサーフィンに適している理由の一つは「風」に関係します。
- オンショア:沖から岸に向けて吹く風。波の面が乱れて強すぎるとサーフィンには向かない。
- オフショア:岸から沖に向けて吹く風。波の面が整いサーフィンに適した風向き。
早朝は基本的に風が弱く オフショアでコンディションが整いやすいんです。
気温上昇とともに陸地が温められ、オンショア(海から陸に向けて)の風が吹きやすく、波面が乱れてくるのがセオリーなんですよね。
また日中の混雑した海ではなく、早朝の清々しい日の出サーフィンは人も少なく気持ち良いことこのうえなし!
だからサーファーは朝一の波の為に、自然と早寝早起きの生活リズムになるんです。
自然と禁煙をしたくなる。
実はサーフィンを始めたころ私は喫煙者でした。
(10年は喫煙してましたし、1日1箱ペースの結構な愛煙家でした。)
しかし、サーフィンを始めそのハードな運動量と持久力の必要さを体感し、
私はサーフィンでスッパリと禁煙することができました。
しかも、まったく禁煙に苦労することなくやめられました。
あまりにサーフィンがハードでありながらも、それ以上に楽しく、のめりこんだからですね。
自分のスタミナにマイナスになるタバコを自然と絶てたのだと思います。
サーフィンを始めたら「タバコを吸いたい」よりも「サーフィンしたい」がぜったい勝ちます。
ストレッチやヨガがやりたくなる。
サーフィンにとってバランス感覚と、体の柔軟性はとっても大切。
ヨガはサーフィンに必要な「バランス感覚」「柔軟性」「集中力」「精神力」といった身体能力を高めます。
ヨガは技術面での上達はもちろんですが、その精神的な部分でも密接な関係性にあり、
あの伝説のサーファー「ジェリー・ロペス」やトップサーファーの「ケリー・スレーター」もトレーニングにヨガを取り入れています。
【ヨガがサーフィンにもたらす効果】
- 体幹が鍛えられ、バランス感覚が向上する。
- 柔軟性を高め疲れにくく怪我をしにくい体になる。
- 波を見極める集中力がつく。
- 呼吸を整え、気を落ち着けるようになる。
ヨガとサーフィンは どちらも 自然からパワーをもらい身体の内側から湧き出る爽快感を味わう という非常に似た魅力を持っています。
ヨガを行うことで内面的なバランスがより整い、生活全般がさらに充実する効果も期待できます。
サーフィンを続けていると、自然とヨガやストレッチに興味を持ち、内面的な健康にも意識を高めるようになります。
サーフィンの魅力③ 刹那的な瞬間を大切にする。
サーフィンを始めると、時間への意識が変わる気がします。
サーフィンにどっぷりはまると、海に入る為に朝から早起きし、海の上では良い波が来るまで辛抱強く波を待ち、
波にのる数秒間の高揚感(stoked:ストーク)を味わう為だけに 来る日も来る日も海に通うのです。
広い海の上でサーフボードにまたがり、ふと見ると海が盛り上がり横長のうねりがすばやく近づいてくる。
ボードを反転させて先端を岸に向け、両手で深く水をかいて、ゼロの状態から懸命に加速を始める。
そのままハードにパドリングを続けているとなだらかな波の斜面が徐々に立ち上がり、ボードが地球の重力と波の圧力に押されるのを感じる。
切り立った波のフェースをサーフボードが落下し始める。
「来た!」
この場所に波のエネルギーと力が集中している。この一瞬のダンスの為だけに長い時間をかけて準備してきたのだ。
今はもう何も考えられない。ただ無心に身体を動かすだけだ。(ベサニー・ハミルトン)
サーフィンで味わうことのできる、この数秒間の高揚感(ストーク)はサーファーにしか分からないものかもしれません。
そして、始めて波に立てた瞬間のことを一生忘れません。
この刹那的な瞬間を味わうことをとても大切に思い、1本だけでも良い波にのれたら、それだけで最高の1日が過ごせるのです。
「その一瞬は今しかない。」瞬間を大切にする。とても哲学的な感覚をサーフィンは与えてくれます。
サーフィンの魅力④幸せホルモン「セロトニン」の分泌
海の上では日常のしがらみやストレス、全てを忘れさせてくれる。
そんな満ち足りた感覚を味合わせてくれるのがサーフィン。
じつはこのえも言われぬ感覚には科学的な根拠もあるのです。
ある調査期間によると
サーフィンをしていると幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が脳内で分泌されると言われています。
「セロトニン」の分泌に最も重要なのが、太陽の光を浴びることとリズム運動なんです。まさにサーフィンは「セトロニン」の分泌にピッタリの条件をみたしているのです。
【サーフィンをすると心がいつもポジティブで安定した状態でいられる。】
そのサーフィンの効果は「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」「うつ病」「睡眠障害」に効果があるものとして、健康とくに精神疾患への効果があると注目されています。
実は花粉症対策にもサーフィンが有効なんです!↓
サーフィンの魅力⑤ 一生楽しめるスポーツ。
サーフィンを始めるのに何歳でも遅くはありません。
サーフィンは一生をかけて楽しめるスポーツなんです。
私のホームの湘南では60代、70代のロングボーダーも沢山みかけます。
若い時はショートボードでアグレッシブなサーフィンに挑み、徐々にファンボードで楽しむサーフィンスタイルに移行し、シニアになったらロングボードでメローにクルーズを楽しむ。
年齢や体力にあわせていろんなスタイルで楽しめるのがサーフィンの魅力の一つですよね。
「サーフィンをやらないことは、人生の楽しみの半分をしらないことだ」
これは嘘ではないと思います。
とにかく、サーフィン始めてみませんか?
今回は「サーフィンの魅力」をお伝えしてきました。
ただその魅力は正直、言葉では表現しきれません。(これが本音です。)
ぜひ一度サーフィンを体験してみませんか。
きっとあなたの人生が もっと潤いのあるものになると思いますよ!!
安全に始めるならサーフスクールもおすすめ↓
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