実家を整理したらコレクションしていた銀食器が沢山でてきた。
お祝いで頂いた銀食器やカトラリー、使わないので処分したい。
引っ越しや荷物整理で大量の銀食器、カトラリーのコレクションがでてきた。
引き出物やお祝いのお品でいただいた銀食器が、あまり使わないまましまってある。このまま使う予定もない。
こんな時は買取り専門店に買い取ってもらいましょう。
銀は素材自体が貴金属としての価値もありますので、お品によっては高価買取りが期待できるかも?
どんな銀食器が高価買取りされるの?
銀食器といってもどんなお品が買い取ってもらえるのでしょうか。
- ナイフ・フォーク・スプーン などのカトラリー類
- ティーポット、シュガーポット、クリーマー、トレイなどのティータイムセット
- ボンボニエール、ナプキンリング、シュガートングなど
ディナーに使われる銀のカトラリー類や銀食器の数々は、中世ヨーロッパの貴族の時代から【美】と【富】の象徴として扱われてきました。
銀食器の奥深い歴史についてはこちらの記事をご覧下さい↓
数百年の歴史を誇るブランドも多く、現在でも100年を超えるアンティークシルバーは多く流通しており、銀食器の人気は全世界に根強いです。
銀の貴金属としての価値だけでなく、ブランド物のアンティークシルバーは中古市場でも高くお取引されております。
銀食器の素材の違いを知っておきましょう。
銀食器といっても、その素材には種類があり、その素材によって価値に差があります。
当然買取り価格にも差がでますので、まずは銀食器の素材について知っておきましょう。
純銀製 (スターリングシルバー 銀純度925/1000)
銀食器で一番高い価値になるのは当然【純銀製】となります。
純度100%の銀は硬度が柔らかいこともあり、多くのアンティーク銀器ではスターリングシルバー(純銀度92.5% 925/1000)が採用されています。
製造された国によりますが、様々なホールマーク(刻印)によって品質保証の制度が定まっております。(これは非常に奥が深いのです)
【国による品質保証のホールマーク(刻印)例】
- イギリス・・・ライオンパサントと呼ばれる左獅子マーク 銀純度92.5%
- フランス・・・ファーストミネルバ刻印 純銀度95.0%(950/1000) (※1973年からは92.5% 925/1000)
- アメリカ ・・・「STERLING」 の刻印が多い。
- 日本・・・「銀製」 「純銀」 「SILVER」 等の刻印
ドイツなどでは純銀度80%(800/1000)や 83.5%(835/1000)も使われたりします。
シルバープレート (銀メッキ) E.P.N.S.
シルバープレートとはニッケルや銅などの表面に薄くのばした銀をコーティングしたものです。
いわゆる銀メッキなのですが、19世紀前半から、高価な純銀製に変わって、多くのシルバープレートのアンティーク銀器も作られました。
仏蘭西の「クリストフル」や英国「マッピンウェッブ」のシルバープレート素材は 非常に高品質であり、シルバープレートであっても高い価値が認められています。
純銀製に比べると買取り価格は下がりますが、有名ブランドであれば高価買取りが期待できるものあります。
シルバープレート製も様々なホールマーク(刻印)にて素材の区別ができます。
【シルバープレートの様々なホールマーク(刻印)】
- クリストルシルバー・・・40μもの厚さでこ100年持つといわれる仏蘭西クリストフルのシルバープレート。(むしろクリストフル製品はクリストフルシルバーが一般に人気です)
- Mappin Plate (PRINCESS PLATE)・・・英国マッピンウェッブのシルバープレート。独自名称がついた高品質。
- SILVER PLATED ・・・アメリカ銀器に多い。ヨーロッパ全般でも使われる。
- E.P.N.S・・・ Electro Plated Nickel Silver の略。イギリスのアンティーク銀器に良く見られます。
- NICKEL SILVER・・・洋白銀器とも呼ばれる。日本製に多い印象です。
※ノーブランドで品質の良くないシルバープレート製品は買い取り価格がつかない場合もあります。
高価買取りが期待できる銀食器ブランド
銀食器の歴史は古く、特に欧米の銀食器文化は数百年に及びます。
そんな中世からの銀食器文化を支えてきたブランドには王室御用達のブランドも多く、中古市場でも人気が高くなります。
【買取りが期待できる銀食器ブランド】
フランス 【Cristofle クリストフル】
フランス 【PUIFORCAT ピュイフォルカ】
フランス 【ERCUIS エルキューイ】
イギリス 【MAPPIN&WEBB マッピン&ウェッブ】
デンマーク【GEORG JENSEN ジョージジェンセン】
ノルウェー【DAVID ANDERSON デビッド アンデルセン】
イタリア 【Sambonet サンボネ】
ドイツ 【Christoph Widmann クリストフ ウィドマン】
アメリカ 【GORHAM ゴーハム】
アメリカ 【Tiffany&Co ティファニー】
(上記 各ブランドの詳細ページはブランド名にリンクを張ってますのでご覧下さい。)
上に名前の上がるブランドであれば、シルバープレート製であっても買取りが期待できるかと思います。
銀食器を高く買い取ってもらうコツ
高く買い取ってもらう為にはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
銀特有の黒ずみは落として綺麗な状態を保つ。
銀は使わないで保管しておくだけでもすぐに変色してしまいますよね。
銀は空気中のわずかな硫黄分にも反応して、「硫化」による黒ずみが発生するのがお手入れを悩ませるところです。
荷物の整理などで 長期保管されていた銀食器が未使用だったのに「真っ黒に変色している」というのは良くあります。
真っ黒なままで査定にだすのは、製品の保存状態も正しく判断できなくなります。
銀特有の黒ずみ等はしっかり落とし、綺麗な状態で査定してもらうようにしましょう。
銀のお手入れについてはこちらの記事をご覧下さい↓
セット内容は揃えて 付属品も一緒にしておく。
一揃えのカトラリーセットや、同ブランドで同じシリーズで揃っているティータイムセットなどは、バラバラで査定にだすのではなく、セットにして査定してもらいましょう。
アンティークシルバーになると、同じ年代の同一シリーズが揃うこと自体が難しく、セット一式であることで、価値がさらに高まるのです。
また、セットに付属している収納箱や、未開封の場合のビニール袋や、栞(しおり)など付属品も含めて商品価値となります。
アンティーク品の場合は、収納箱自体は痛んでしまうことも多いのですが、銀器本体だけでなく+アルファの査定となることも多いので、付属品も必ず一緒にしておきましょう。
複数の買取り業者に見積もり依頼してみる。
買取り相場は1社だけの見積もり依頼では相場感は分からないと思います。
なるべく銀食器を高く売るには、複数の買取り業者に見積もりを依頼しましょう。
過去の買取り実績を掲載している業者もありますし、ヤフオクやメルカリなどの中古買取り価格も一つの指標になるでしょう。
2~3社ほどの業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
アンティークシルバー おすすめの買取り業者
アンティークの銀食器は、なかなか国内に流通しない物も多く、正しい査定をしてもらうには豊富な買取り実績がある業者を選びたいですよね。
町場のリサイクルショップに持ち込んで、正しい価値を分かってもらえないのは避けたいものです。
無料査定をお願いできる買取り業者に、オンラインや電話で複数社見積もっていただくことがおすすめ。
出張買取・店頭買取・店頭買取を選べる!まずはお問い合わせからしてみましょう↓
宅配買取りも!
コメント