海水温も上がり、重いウェットスーツも不要になる真夏のサーフィンは超快適!
パドルも軽くなり、真夏のサーフィンは水着だけでもOK!
しかしながら、海水温の上昇とともに増えてくるのが「クラゲ」ですよね。
肌の露出が多くなればなるほど、クラゲに刺されるリスクも高まります。
刺されて肌がピリピリする程度ならかわいいものの、
中にはアナフィラキシーショックを起こし重篤な事態になることも。。
クラゲに対して正しい知識と対策を知っておくのが真夏のサーフィンには不可欠です!
サーフィンでよく見るクラゲの種類
まずはサーフィン中によく遭遇するクラゲの種類について知っておきましょう。
ミズクラゲ
- 直径15~30cm 傘の中に四葉のクローバーのような生殖腺が見える。
- 毒性は低い。
- 最もよく見かけるクラゲ。6~8月に多く発生。
一番海でよく見かけるクラゲがこの「ミズクラゲ」です。
毒性は弱く、刺されても強い痛みではないので刺されてもそのままサーフィンしてても大丈夫な程度です。
6月~8月がミズクラゲが多く発生する時期になります。
アンドンクラゲ
- 直径2~3cmの小さ目な傘に20cm程度の長い触手。
- ピリッとした痛みとミミズ腫れの症状。別名「電気クラゲ」
- 8月中旬以降に増えてくる。
海水浴場でお盆以降にクラゲに注意と言われるのはこの「アンドンクラゲ」のことを指します。
大事に至るような症状ではないですが、刺されると電気が走ったようなピリッとした痛みと
刺された跡がミミズ腫れになることも。
クラゲ対策をしておきたいクラゲになります。
カツオノエボシ
- 傘の直径は10cm程度、青く透明なビニール袋のような見た目。
- 非常に長い(10m~)触手。
- 毒性は高くアナフィラキシーショック(アレルギー症状)を起こすことも。
- 3~8月に発生。オンショアが強く吹いた後に浜に打ち上げられていることも多い。
湘南の海でもよく南風が吹いたあとに浜辺に打ち上げられている青いビニール袋のようなクラゲが「カツオノエボシ」
毒性は高く、打ち上げられた状態でも毒性は残っているので絶対に触らないようにしましょう。
刺されると電気の走るような激痛、熱や倦怠感などの症状がでたら医療機関の受診が必要です。
アカクラゲ
- 傘の直径は10~15cm。赤の放射線状の縞模様が特徴。
- ピリッとした痛みとミミズ腫れの症状。
- 4月5月から見られる。
赤い縞模様が美しい「アカクラゲ」も刺されるとピリピりとした痛みとミミズ腫れを伴います。
比較的春先から見られるクラゲで、触手の刺胞毒は乾燥しても残る為、触手が乾燥して粉上になったものを吸い込むとくしゃみが止まらなくなることも。
別名「ハクションクラゲ」と呼ばれるクラゲです。
クラゲに刺された時の対処方法
それではクラゲに刺された時の適切な対処方法を知っておきましょう。
強い痛みを感じたら海から上がる。
クラゲに刺された時の痛みの感じ方はその時々で異なりますが、
時間の経過とともにアレルギー症状(アナフラキシーショック)がでたり、痛みが激しくなることも。
強い痛みを感じたときはすぐに海から上がりましょう。
触手を取り除く
皮膚にクラゲの触手や刺胞が残っている場合はすぐに触手を取り除きましょう。
できれば素手ではなく、触手を直接触らないようにハンカチやタオルなどで取り除きましょう。
この時に患部をあまりこすらないように注意しましょう。
海水で洗い流す
触手を取り除いたら、クラゲの毒を洗い流すのに必ず海水で患部を洗い流しましょう。
浸透圧の関係で真水では症状を悪化させることもあるので必ず海水で洗い流します。
「クラゲに刺されたらお酢をかける」というのはあくまで民間療法です。
クラゲの種類によっては逆効果の場合もあるので注意が必要です。
温めるか冷やす
クラゲの毒はタンパク質毒素であるため、40度以上の熱に弱い特徴があります。
お湯をかけるとクラゲの毒性が変性して痛みを和らげることができます。
また患部が腫れて熱をもつ場合は冷やすことで痛みを和らげるのも有効です。
刺されないためのクラゲ対策
お子様には夏の海のトラウマになってしまうこともあるクラゲ。
クラゲに刺されないための予防策を備えておきましょう!
肌の露出は少なく!ラッシュガードが有効。
クラゲに刺されないようにするには肌の露出を極力少なくすることが大切。
たしかにトランクスのみでのサーフィンは気持ちが良いですが、
クラゲ対策にはラッシュガードを着用することをおすすめします。
(もちろんウェットスーツの着用はさらにクラゲ対策の効果を高めます。)
クラゲ対策クリーム、ローションを活用!
どうしても肌が露出する部位にはのクラゲ除けのクリーム、ローションを活用しましょう。
クラゲ除け+日焼け止めの効果もあるのでお子様にもおすすめです。
代表的な2つのクラゲ対策クリームをご紹介します!
JELLYSGUARD(ジェリーズガード)
- 愛媛県長浜高校水族館部と共同開発したクラゲ除けクリーム。
- カクレクマノミの体表粘液からヒントを得て科学的に立証されている。
- 「日焼け止め効果のあるタイプ」と「ヒアルロン酸配合のフェイス&ボディ用クリーム」の2タイプ。
イソギンチャクに刺されないカクレクマノミの粘液中の成分に着目して開発された「JELLYSGUARDジェリーズガード」。
愛媛県長浜高校の水族館部の研究班「チームニモ」の刺胞動物(イソギンチャク・クラゲ類)の生態研究とともに開発されたクリームです。
日焼け止めが入っていないタイプもあります。
SAFE SEA(セーフシー)
- 「世界初!クラゲに99.9%刺されない」 日焼け止め
- 日焼け止め効果 SPF30~50 、PA++~PA++++の5種類ラインナップ。
- 天然成分を使用した地球にも優しい日焼け止め
こちらはイスラエルのニダリア社が開発した「SAFE SEAセーフシー」。
クラゲに仲間だと思わせる特殊な成分があることを発見し、「SAFE SEA」に応用することで〝クラゲが寄ってきても仲間と誤認されて刺されない” ジェリーズガードと同じ仕組みですね。
日焼け止めのレベルも複数用意されており、世界的にも有名なクラゲ対策クリームです。
いかがでしたでしょうか。
クラゲのせいで楽しいサーフィンに水を差されたくないですから、しっかり対策してサーフィンしましょう!
それではまた!
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