え、、、。まさかの「リュバン」が製造中止?廃盤?
(今回は「リュバン」のカトラリー製造中止にショックを受けながらも書かせていただきます)
1830年創業 フランスの誇る高級銀器ブランド【Christofleクリストフル】
フランス王室御用達のブランドであり、世界中の高級ホテルや一流レストランでも使われるクリストフルの製品の上質さは「卓上の芸術品」と評されるほどです。
私も、日々の生活の中で「本物」「一級品」に触れていたいという思いから、日常に使うカトラリーにこだわるようになり、
【Christofleクリストフル】に出会いました。
(【Christofleクリストフル】については こちらの記事もご覧下さい↓)
『日常に【Christofleクリストフル】の存在があるだけで人生がワンランク豊かになったような気がする。』
そんなブランドだと思います。
そんなクリストフルのカトラリーの中でも人気のラインナップ「リュバン」シリーズはご存知でしょうか。
そんな「リュバン」シリーズが廃盤決定というショッキングなニュースが。。。
リュバンシリーズのデザインの魅力
【RUBANSリュバン】はフランス語で「リボン」の意味。
「リュバン」シリーズはハンドルの縁部分にそってリボンをかけ、ハンドルエンドに大きな「リボン」の装飾があしらわれます。
【RUBANSリュバン】シリーズは1907年発表、歴史のあるシリーズになります。
マリーアントワネットが愛したルイ16世様式でかわいらしくも優雅な気品のある装飾が魅力。
特に女性の方に人気のシリーズではないでしょうか。
有名レストランでは「トゥールダルジャン」で使われてます。
リボンの結び目は「約束」や「絆」を連想させ、大切な方への贈り物にもピッタリですね。
だからリュバンはフォトフレームも大変人気のアイテムでした。
リュバンが廃盤の噂は本当なのか?
「リュバン」シリーズは発表から100年以上の歴史があるトラディショナルなシリーズとして根強いファンも多く、廃盤は当分ないと思っていました。
(この噂を聞いた時に私も思わずクリストフル店舗に問い合わせてしまいました。。。)
残念ながらリュバンシリーズの廃盤決定は本当のようです。
どうやら2021年の年末あたりから、「リュバン」シリーズの存続に関する情報が入り、
本年2022年半ばに 本国クリストフル社からカトラリー リュバンの製造中止(廃盤)が発表。
今までのように幅広いラインナップで「リュバン」シリーズのカトラリーを入手することは今後困難になりました。
リュバンが廃盤になる理由とは
クリストフルは200年近くの長い歴史を持つ世界的な一流ブランドです。
その歴史、伝統に忠実であり続けたいと考える一方で、近年のスタイルに応えるべく様々な斬新な提案も行ってきました。
その新しい提案の一つが2015年に発表された【Moodムード】シリーズであり、今ではクリストフルのアイコニックなコレクションになっています。
また2022年5月に発表されたカトラリー【Infiniアンフィニ】シリーズでは 人間工学に基づいた「ユニバーサル」という新しいデザインコンセプトを採用。
今までの伝統的なカトラリーの要素を再考し、まったく新しいユニークなカトラリーを追求しています。
つまり、歴史あるブランドにありがちな保守的思考をなくし、
挑戦し続けるブランドであり続ける為の英断なのです。
残念ながら「リュバン」シリーズは
「十分クリストフルの価値を継承し、次のデザインに譲る。その時が来た。」
そう判断されたということでしょう。
革新的な挑戦の為にはそれも已む得ないことなのだと思います。(個人的には大変悲しいですが。。)
今後「リュバン」は入手できる?
廃盤が決定した「リュバン」ですが、すでに価格改定が発表されています。
製造中止が決まったシリーズは10年間は特別生産にて製造出荷してもらえますが、その価格は約30~40%高くなる見込み。
特にリュバンシリーズは人気が高かったモデルですので、高くなる傾向です。
リュバンシリーズは新品では徐々に流通量は減っていくことが想定されます。
また、通常は10年の特別生産という期間も、今回は短くなる見込みとのことです。
ただし、中古市場に目を向ければ、そこは世界的に人気のクリストフル。
国内外問わず、多くのオークションやフリマサイトでもクリストフルの「リュバン」シリーズは入手することができます。
使い込まれた銀器の「ムーンシャイン」の輝きも魅力の一つ。
新品にこだわらなければ、「リュバン」を入手する手段はまだまだありそうです。
いかがでしたでしょうか。
200年近い歴史あるクリストフルならばこそ、その時代時代の名シリーズが生まれては消えてきました。
今はない廃盤品の中にも素敵なデザインが沢山ありましたが、「時代とともに移り変わる」そんな情緒的なところもクリストフルの魅力の一つだと思います。
さすがクリストフル。大好きなブランドです。
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