せっかくなら資産としての価値のある銀食器を選びたい!
銀食器ブランド どのブランドなら高く買い取られるの?
まずは、「食卓の芸術品」フランスの高級銀器【Cristofleクリストフル】なら間違いなしです!
私はレストランサービス業に25年以上おり、そんな飲食業の職業病なのでしょうか、「自宅での食事の時間も豊かなものにしたい」と思い、これまで世界的に評価される一級の食器 なかでも銀食器に魅了されて、多くに触れて実用してきました。
今回は銀食器選びの参考に、「リセールバリュー(買い取り価値)も期待できる」「資産価値としても評価される」 世界的に有名な銀食器ブランド【Christofleクリストフル】を紹介していきたいと思います。
一番人気のマルリーシリーズはおすすめ!↓
おすすめ銀器ブランド① フランス 【Cristofleクリストフル】
銀食器 シルバーカトラリーの代名詞とも言われる【Christofleクリストフル】
私も一番好きな高級カトラリーブランドです。
クリストフルの上品な輝きと、滑らかな曲線を描く銀食器の口触りが料理をワンランク上に引き上げます。まさにフランスの誇る”生活芸術”~The Art Of Living~を体現するブランドです。
クリストフルの製品は銀食器の最高級ブランドとして、現在でもエリゼ宮やパリにある五つ星のホテル「ホテル・リッツ・パリ」をはじめとする、世界の最高級ホテルや豪華客船などで使用されており、「卓上の芸術品」と呼ばれているブランドです。
日本では「ジュエル・ロブション」など、一流のレストランでも使用されています。
Christofleクリストフルの歴史
Christofleクリストフルの歴史
Cristofle(クリストフル)はフランスのパリに本社を持ち1830年、宝石商のシャルル・クリストフルが創立した銀製品の老舗メーカーです。
フランス王ルイ・フィリップや、かのナポレオン3世からも晩餐会用のテーブルウェアの注文を受けるなど、宮廷御用達の銀製品メーカーとして世界的に知られた、シルバーウェアの最高級ブランドです。
創業者シャルル・クリストフルの掲げた信条は「オンリーワンの品質」でした。
当初からこの信条に忠実にあり続ける為の必要条件として「常に最新の生産技術を用い、製品品質を継続して高めることで、生産性を高めることが必要」と掲げ、その言葉どおりに 常に技術革新を行い、たちまちクリストフルは銀食器市場の開拓者にして市場におけるリーダーの地位を確立しました。
1844年頃にはクリストフルは大量生産の体制を整え、19世紀のクリストフルの銀製品を今でも世界中のアンティークショップや蚤の市で見ることができます。その圧倒的な人気を象徴するようにヨーロッパ各国の銀工房がクリストフルを模倣したと言われています。
クリストフルの銀食器(カトラリー)には以下の3つの素材があります。
それぞれ価格帯も大きく変わりますので、ご予算お好みに応じて選ぶことができますが、私のおすすめはやはり「クリストフルシルバー」です。
【Cristofle ACIER シリーズ お手入れの簡単なステンレス製のシリーズ】
お手入れ簡単、お手頃価格!クリストフルのステンレスシリーズ!↓
銀のカトラリーはしばらく時間がたつと、どうしても銀特有の「硫化」や「塩化」による変色が起きてしまうのが悩みの種ですが、このステンレスシリーズはお手入れも簡単でかつ、クリストフルシルバーのシリーズに比較すると安価に手に入れることができます。
ただやはり、クリストフルならばステンレスを選ぶのは少しもったいないかもしれません。
ぜひ銀の輝き「ムーンシャイン」を味わっていただきたいと思うので、よっぽど日常使いでお手入れはあまりしたくないという場合にACIERシリーズを選べば良いのではと思います。
しかしながらステンレスだけのシリーズもあるので集めたくなる・・。詳しくはこちらの記事をご覧ください!↓↓
【Cristofleクリストフルの代名詞 クリストフルシルバー】
クリストフルはその歴史的な高い品質により、銀鍍金(メッキ)のシルバープレートでも非常に高い評価を受けています。
通常、シルバープレートはそこまで資産的な価値としても、評価はされませんが、クリストフルの代名詞と言うべき「クリストフルシルバー」と呼ばれる銀鍍金(メッキ)は長年の歴史に裏打ちされた信頼があります。その品質は他ブランドの追随を許さず、その評価は他ブランドの純銀製と遜色のないレベルです。
そのシルバープレート(銀鍍金)の厚さは40μミクロンあり、毎日使っても子供の代まで使えると言われる銀鍍金の厚さです。国産の主要ブランドの銀鍍金カトラリーが約4μとなりますので、クリストフルシルバーの銀鍍金の厚さがおわかりいただけると思います。
【特にこだわりのある方に STERLING スターリングシルバーシリーズ】
スターリングシルバーのシリーズは1本数万円からの非常に高価なお品になります。また受注生産品となり、納期まで3ヶ月程度かかるとのことです。
フランスではスターリングシルバーのカトラリーには菱形の刻印を使うことが多く、クリストフルシルバーの四角の刻印とは異なる刻印が押されます。
スターリングシルバーのシリーズはとっておきの時に使うべき、まさに世界最上級のカトラリーです。
スターリングシルバーの最高ライン【CARDEILHACカルディヤック】
カルディヤックは1804年にアントワーヌ=ヴィタル・カルディヤックによって創業された銀食器とカトラリーの専門ブランドでした。クリストフルが1951年にこのカルディヤックのブランドを買収し、現在はこのブランド【CARDEILHACカルディヤック】がクリストフルのスターリングシルバーシリーズ 最高峰の立ち位置になっています。
Christofleクリストフルの 刻印について
クリストフルは約200年近い ブランドの歴史の中で 銀食器市場のマーケットリーダーとして 様々なラインナップのシルバーウェアを販売してきました。
その長い歴史の過程では買収による派生ブランドも複数あり、時代により刻印の違いが見られるのも歴史あるブランドならではの魅力なんです。
これってクリストフルの偽物?
と不安になることがあるかもしれませんが、実際様々な刻印がありますので、それを楽しむのもアンティーク銀器の趣だと思います。
一部ではありますがクリストフルの時代ごとの刻印を紹介します。
①現行のChristofleクリストフル クリストフルシルバーの刻印
現在のクリストフルシルバーの刻印「CHRISTOFLE」と「FRANCE」の文字部分のみの刻印とオルフェーブルマーク
② 1935年~1983年のクリストフルシルバーの刻印
こちらも今でもよく見かけるクリストフルシルバーの刻印になります。文字部分だけではなく、文字の周囲を四角く縁取った刻印になります。チェスマークの位置が現行とは違い、マーク中央になっているのがこの時代の刻印です。
またFRANCEの文字刻印が無かったり、逆に数字の刻印が入っていたりと、微妙な違いがあることがありますが、いずれもクリストフルシルバーの品質保証の刻印となります。
③クリストフル派生 【ALFENIDE アルフェンデ】の刻印
ALFENIDEアルフェンデはクリストフルシルバーの起源となる存在で、19世紀(1801年-1900年)中頃の設立当初からクリストフルと深い関係があり、1888年に正式にクリストフル傘下に入りました。 その後20世紀中頃まで生産されていたクリストフルのブランドです。
主にフランス国内向けのブランドだったようで、かなり希少ですが、今でもしばしば中古市場で流通されております。
④クリストフル 派生 【GALLIA ガリア】の刻印
ガリア(GALLIA)シリーズは1900年初頭にCHRISTOFLE(クリストフル)が新たに立ち上げたブランドです。
ガリアメタル(Gallia)と呼ばれる当時クリストフルのシルバー工房アルフェンデが開発した特殊合金を、クリストフルが買収してクリストフル ガリアと名付けました。前述したALFENDEアルフェンデとも密接な関係がある派生ブランドです。
GALLIAシリーズでは鋳型を用いて成型する新しい技術を用いることで、より複雑な形に作り上げることに成功しました。このGALLIAシリーズの中だけでも年代によって様々な刻印があり、コレクター魂を揺さぶる奥深さを感じます。
Christofleクリストフルはいろんな意味で 最高峰の銀食器ブランド
今回は銀食器の世界的に有名な【Christofleクリストフル】を紹介してきました。
その歴史、現在に至るまでの知名度、流通量、アイテムの豊富さ、そして品質、どれをとっても世界最高レベルであり、
資産として間違いなく価値のある銀食器ブランドです。
ブランドの歴史が長いだけに アンティークの奥深さやシリーズの展開も非常に多いです。コレクター魂を揺さぶられるブランドですね。
私も Christofleクリストフル 一番のおすすめです!
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