せっかくなら資産としての価値のある銀食器を選びたい!
銀食器ブランド どのブランドなら高く買い取られるの?
でしたら、イギリス王室御用達の銀食器ブランド【MAPPIN&WEBBマッピン&ウエッブ】も一押しです!!
今回も銀食器選びの参考に、「リセールバリュー(買い取り価値)も期待できる」「資産価値としても評価される」 世界的に有名な銀食器ブランド イギリスの【MAPPIN&WEBBマッピン&ウェッブ】を紹介していきたいと思います。
おすすめ銀器ブランド② イギリス 【MAPPIN&WEBB マッピンウェッブ】
ヨーロッパの銀食器の歴史の中でイギリスは、その歴史生産、ブランド共に飛び抜けて発展を遂げてきました。
特にイギリスの工業都市シェフィールド(SHEFFIELD)は銀製品生産の最も優れた町として世界的に有名です。(日本に例えるならば、金属加工で有名な新潟の燕三条のようなイメージでしょうか。)
その英国シェフィールドで1775年に創業し、イギリスの銀食器の代表格として名を馳せるのが【MAPPIN&WEBBマッピンウェッブ】です。
現在は宝飾品やジュエリーの展開が中心となっておりますが、もともとは銀器工房として世界的に有名で、アンティークの世界ではたくさんのシルバー製品が残っています。
一時期は国際的な展開を積極的に行っており、英国で最も成功した世界的な銀食器ブランドだと思います。
日本国内でも良くオークション市場などで多く流通しているブランドで、状態の良いヴィンテージ品が安価に見つかることあります。
MAPPIN&WEBBマッピンウェッブ の歴史
MAPPIN&WEBBは1775年にジョナサン・マッピンによって 英国シェフィールドに小さな銀工房として創業しました。フランスのクリストフル(1830年創業)をも凌ぐ古い歴史ですね!
シェフィールドは産業革命以降、工業都市の中心として栄え、マッピンの工房も事業を拡大しながら引き継がれ1846年には4人のジョナサンのひ孫に当たる(フレデリック、エドワード、チャールズ、ジョン)に引き継がれ、1846年には「マッピンブラザーズ」を社名を改めます。
ここでよくある 「お家騒動」が発生。
1860年には末っ子のジョン・マッピンが独立し、現在に続く「マッピン&ウェッブ」を創業します。
しばらくの間「マッピンブラザーズ」と「マッピン&ウェッブ」の対立が続くことになりますが、この末っ子のジョンは優れたビジネスセンスがあったようで、様々な銀製品のラインナップを拡充します。
貴族や富裕層だけでなく普及を広める価格帯であるシルバープレート製品も多く世に送り出し、事業を海外にも展開。1897年にはビクトリア女王から「英国王室御用達」の称号を与えられています。
その後1902年には経営の傾いた「マッピンブラザーズ」が「マッピン&ウェッブ」に吸収される形となり、さらに国際的な展開を進めた「マッピン&ウェッブ」は1939年には日本にも事業進出をしています。
20世紀に入ってからもさらに事業を拡大し、イギリスの有力銀器メーカーの「Walker&Hall」「Goldsmiths&Silversmiths.co」なども買収するに至ってます。
1973年にはアメリカ資本に買収され、現在では時計やジュエリーをメインに「THE WATCHES OF SWITZERLAND GROUP」の一部となってますが、現在でも英国王室御用達のジュエラーとして「クラウンジュエラー」の称号を持つ名門であり続けています。
イギリスの銀食器文化が発展した理由
アンティークシルバーの世界では未だにイギリスの銀器は飛び抜けた人気と流通量を誇ります。その代表格が【MAPPIN&WEBBマッピンウェッブ】ですが、そのイギリスで銀文化が発展した理由は3つあると言われています。
【イギリスの銀食器が発展した3つの理由】
- アフタヌーンティーの習慣が普及したこと
- 王権と貴族階級文化が維持され続けていること
- 世界に誇る銀の品位が保たれていること
イギリス発祥「アフターヌーンティー」の習慣
1840年代に誕生したアフターヌーンティーの習慣は、単に紅茶を楽しむだけではなく、上流階級の貴婦人達にとっては「教養とセンスを披露する」上流階級のステータスの場であったようです。
富と美の象徴であった銀食器はアフタヌーンティーの普及とともに上流階級に競うように取り入れられ、様々な美しい銀食器が誕生しました。
イギリス王室と貴族階級文化
18世紀初頭まで ヨーロッパでは銀器は貴族階級にしか手にできないものだったようです。
フランス革命後 多くの地域で貴族体制が崩壊したことで、それにともない銀文化の隆盛も途絶えることになりましたが、イギリスは現在に至るまで王権と貴族制度が維持され、銀器文化もそれにともない受け継がれてきました。
さらに産業革命後の新興階級がこぞって貴族を模倣した実業家達が銀食器を買い求めるようになり、新しい銀食器が発展していったそうです。
【MAPPIN&WEBBマッピンウェッブ】はまさにイギリス銀器文化の発展の歴史の中心にいたブランドと言えます。
世界に誇る イギリスの銀の品位
イギリスの銀の品質、銀の品位が保たれている理由には、国により厳格に定められている銀の品位を表すホールマーク制度があります。
- メーカーズ・マーク(Maker’s Mark) ・・・製造した銀工房・職人を表します。
- アセイ・マーク(Assay Mark) ・・・・製造産地を表します。「王冠:SHEFFIELD(シェフィールド)」
- スタンダード・マーク(Standard Mark)・・・銀品位 左獅子はスターリングシルバー925/1000 純銀度92.5%を示します。
- デイト・レター(Date Letter) ・・・検査を受けた製造年を表します。 C : 1920年
銀食器のホールマークはヨーロッパ各国で様々な刻印がございますが、英国銀器のホールマーク制度は世界最高クラスの信用度を誇り、イギリスの銀食器の発展を支えております。
このホールマークの世界がまた非常に奥深く、こちらの記事におまとめしましたのでご興味お持ちの方はぜひご覧ください。
イギリス銀器はまず【MAPPIN&WEBBマッピンウェッブ】がおすすめ
以上、【MAPPIN&WEBBマッピンウェッブ】の歴史とその歴史を支えた、イギリスの奥深い銀食器文化を紐解いてきましたが、今でもMAPPIN&WEBBマッピンウェッブの銀食器は国内のオークション市場などで良く見かけることができます。
特に英国銀器ホールマークには「はまる要素」がいっぱいです!
ぜひ、英国王室御用達の【MAPPIN&WEBBマッピンウェッブ】をあなたの食卓にもいかがですか?
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