クリストフルのお手入れの仕方 銀の黒ずみの落とし方 変色を防ぐには?

せっかく買ったクリストフルを大事にしまっていたのに、気付いたら変色してた!(泣)

大事に使っていても、時間がたつと だいたい先端から変色してきます。

「卓上の芸術品」と言われる、世界最高峰 フランス王室御用達の高級銀器カトラリー【Christofleクリストフル】

私も大好きなブランドで15年以上愛用しています。

クリストフルのカトラリーは創業当初から守り続けられた「オンリーワンの品質」が感じられ、日々の食卓をとっても上質なものに変えてくれます。

2ヶ月くらいお手入れをサボったら・・・こうなります。

しかし、そんな高級カトラリーでも 避けて通れないのが銀特有の「変色」ですよね・・・・。

1本1万円以上は当たり前にする【Christofleクリストフル】の高級カトラリーもお手入れ不足で、黒ずんでいたらその価値も台無しです。

今回は【Christofleクリストフル】のカトラリーのクリーニングの仕方(黒ずみの落とし方)をご紹介していきます。

目次

クリストフルの素材をまずは確認。

ナイフのブレード(刃)の部分はステンレス素材です。

まずお手入れの前に【Christofleクリストフル】のカトラリーにも使われている素材を知っておきましょう。

  • ステンレスシリーズ・・・・ACIER の文字が入ります。比較的安価なシリーズです。
  • クリストフルシルバー・・・・クリストフルの代名詞とも言える高品質なシルバープレート。いわゆる銀メッキですが、その厚さは40μと言われ、100年持つと言われています。クリストフルシルバーのクオリティの高さは世界的に高い評価を受けています。
  • スターリングシルバー・・・銀品位92.5%(925/1000)純銀製の非常に高価なシリーズ。
スターリングシルバーは「STERLING」の文字が入ります。

注意しておきたいのは、ナイフやバターナイフのブレード部分です。

スターリングシルバーやクリストフルシルバーのシリーズであってもブレード部分はステンレス製になっています。

(※シルバークリーニング用の液体クリーナーがステンレスには合わない場合があるので要確認です。)

ACIERシリーズのステンレス素材もシルバー用のクリーニングは不要

今回は、クリストフルシルバー(いわゆるシルバープレート)、スターリングシルバーの銀特有の変色、黒ずみの落とし方をを紹介していきます。

クリストフルの純正クリーナー(今回使いません)

クリストフルの純正ケア アイテムも もちろんございます。

純正液体クリーナー

液体クリーナー、ケアクリームいずれも、少量を布に塗布して磨けばピカピカになります。

(ケアクリームは、よく落とさないとクリームが固着することもあるので、細部は良く落としてください) 

クリストフル純正 ケアクリーム

私のおすすめは 「フラッシュアルジャン」   

クリストフル純正 フラッシュ アルジャン

まとめてカトラリーをキレイにできますので、多くのクリストフルをご使用の方は、こちらのタイプがおすすめです。

中のかごにカトラリーを入れて液体リキッドに浸漬させます。

フラッシュアルジャンは何度も使えますし、まとめてキレイにできるので便利ですね。

ただし、漬ける時間は5秒程度で大丈夫。(あまり長く漬けるとシミになる可能性があります)

あとは非常ににおいが強いので換気の良い場所で作業することをおすすめします。

かなり黒ずみや変色がすすんでしまった場合は液体のクリーナーやフラッシュアルジャンに頼るしかないですが、

普段は 「クリーニングクロス」で さっと磨くだけで十分ピカピカの状態を維持できると思います。

クリーニングクロスも何度も使えますので、ケアには便利。

使い続けると汚れてきますが、専用のポリッシュ剤を含ませた布ですので、けっして洗わないようにしましょう。

クリストフル純正のクリーニングクロス

クリストフルはメンテナンス用品も各種ブランド純正品を取りそろえています。さすがクリストフル。

ただし、やはり、メンテナンス用品もなかなか良いお値段がいたします。(安いカトラリーセットが変えてしまう金額ですね。)

そして、なかなかお店で売ってません。 

今回は「純正クリーナ」は一切使わずに、リーズナブルにできるクリストフルのお手入れをご紹介していきます。

クリストフルの簡単お手入れとは。

今回はこちらのデザートフォーク「パール」、デザートスプーン「マルリー」をキレイにします。

一般的な銀のお手入れ 銀の黒ずみを落とす方法は複数の手段があります。

【銀の黒ずみ 変色の落とし方】

  1. アルミホイル +塩 +水 を鍋で煮沸
  2. アルミホイル +重曹 +お湯
  3. 歯磨き粉で磨く
  4. シルバークリーナー(液体)を使ったお手入れ
  5. シルバークロスを使ったお手入れ

うーん、いろんなやり方があって悩みますよね。 アルミホイル、塩、重曹 も試したことはありますが、時間が少しかかりますし、歯磨き粉は磨き加減に注意が必要。

私が普段クリストフルの黒ずみ落としに色々試してみて、ここに落ち着いたというのは

シルバークリーナー(液体)を使ったお手入れ」「シルバークロスを使ったお手入れ(仕上げ磨き)」になります。

Christofleクリストフル】は卓上の芸術品とまで言われます。

食卓に使うカトラリーではありますが、シルバージュエリー用のメンテナンス用品が【Christofleクリストフル】には相性がいいですね。

シルバークリーナーを塗布する

まずはシルバージュエリー用のシルバークリーナーを塗布していきます。

(500mlの大容量なのでおすすめ↓)

このシルバークリーナーは銀の「硫化」による変色を化学反応させるため、

酸性の成分(硫酸)が配合されており、使用上の注意点がいくつかあるので必ず注意してください。

クリーナーをつけたところからみるみる黒ずみが落ちていきます。
  • 硫黄のような独特の臭いがします。家族には文句言われないように換気し作業しましょう。
  • 酸性の液体につき、周囲の金属製品や+プラスチック製品には付かないように注意。
  • 塗布時間は数十秒~1分以内を目安にする。(重要)
  • ステンレスには使わない。(ナイフのブレード部には不向き)

特にクリストフルのナイフのブレード部分(ステンレス素材)には塗布しないように注意してください。

フォークの先端は黒ずみが出やすい場所です。

すぐに水で洗い流し、乾燥させる。

シルバークリーナーは素早く塗布し、1分以上おかないようにします。(長く塗布したままにするとシ原因になります)

良く水で洗い流し、水分はタオルや柔らかい布でしっかり拭き取りましょう。

仕上げにシルバークロスで拭き磨きする。

布手袋もはめれば指紋などをつけずにキレイにできます。

水分を拭き取ったら仕上げ磨きとして拭きあげます。

ピカピカになる瞬間が楽しい作業です。

クリストフル純正のシルバークロスもございますが、シルバージュエリー用のシルバークロスで代用でき、十分綺麗になります。

手の指紋などがつかないようにできれば布の手袋をはめて作業したほうがいいですね。

(布手袋は100均のもので十分です!)

ピカピカになりました!

慣れてくれば、30分もあれば1ダース(12本)分のクリストフルをキレイにすることができると思います。

できれば1ヶ月に1回程度はクリーニングしてあげたいですね。

ピカピカの鏡面光沢が戻りました。
フォークの先が一番磨きつらいですが手を抜かず。

銀は、丁寧に使い込まれ、磨き上げられた柔らかい上品な銀の輝きを「ムーンシャイン」と呼ばれます。

手入れの行き届いた銀器が新品よりも価値のあるものと評価されるようです。

クリストフルの変色防止 黒ずみを防ぐ為には。

食卓で活躍させることが一番のお手入れです。

そもそも、クリストフルの素材 銀の変色はなにが原因で起こるのでしょう。

それは「硫化反応」「塩化反応」です。

人の汗や空気中にわずかに含まれる「硫黄」に反応することで黒ずみ、塩素系の漂白剤なども大敵となります。

銀の苦手なものをまずは理解しておきましょう。

  • 硫黄の含まれる物:化粧品、洗剤、輪ゴム、タマネギ、卵黄、温泉成分、入浴剤、ラップ
  • 塩素の含まれる物:塩素系漂白剤、ドライクリーニング後の服、海水、

卵黄や、ラップなどは普通に食卓の近くにありますので、完全に銀を近づけないようにするのは難しいかも知れませんが、卵料理の後などはクリストフルのカトラリーはすぐに洗うようにすることをおすすめします。

クリストフルの一番のお手入れは「普段から使う」 これが一番大事!

せっかくのクリストフルのカトラリー、普段使いをあまりしないでしまっておくことほどもったいないものはありません。

普段から使用することで、硫化した皮膜などもひどくならず、使用に伴う適度な摩擦によって銀は自然と磨かれていきます。せっかくのクリストフルぜひ、普段から食卓で活躍させましょう!

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この記事を書いた人

yn1173のアバター yn1173 飲食店店長

海好き&ビール大好き、湘南在住20年。最近ビール腹に悩みながらも、毎週末は海でデトックスする中年サーファー。ゆったりスローライフとアンティークに囲まれた生活を夢見ながら、スローな情報発信をさせていただきます。ブログ開始2021年7月の超初心者。ゆったり読んでいただければ幸いです。
サーフィン歴16年。 最近アンティーク銀器にはまり仏蘭西の銀器「クリストフル」が憧れ。

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