湘南の海沿いでは良く見かける自転車「ビーチクルーザー」。
お洒落でスタイリッシュなビーチクルーザーは元々はその名の通り「砂浜を走る用の自転車」なんですが、今では日本中どこでも見掛けるようになりましたね。

元々はアメリカ西海岸カリフォルニアのサーファー達によって「クルーザーバイシクル」を元に、カスタムされた自転車がルーツなのですが、
ビーチクルーザーの人気上昇とともに、「ビーチクルーザーもどき」のような”格好だけのビーチクルーザー”もまた見掛けるようになりました。
(サーフィンできない格好だけのサーファー「陸(おか)サーファー」みたいなものですね。。)

実用性やタフさを「ビーチクルーザー」に求めたい方は ビーチクルーザー選びにもこだわりたいものです。
①RAINBOW BEACH CRUISER レインボー

湘南のビーチクルーザーといえば「Rainbow レインボー」は定番中の定番!
当初は湘南のローカル自転車だった「Rainbowレインボー」ですが、そのコストパフォーマンスの高さから
日本全国で愛用されるようになり、ビーチクルーザーの市民権を広めた国産ビーチクルーザーブランドと言っても過言ではありません。
湘南では一番良く見掛けるビーチクルーザーブランドです。
- サイズ:全長1870×全幅690mm
- 最低シート高:810mm
- タイヤサイズ:26×2.5inch
- ブレーキ:【前】キャリパー 【後】コースター
- 重量:約18kg
「Rainbowレインボー」の販売するビーチクルーザーの中で、最もベーシックで、スタンダードなモデルがこちらの「PCH101」シリーズになります。
これぞ、ビーチクルーザーといったシンプルでタフな構造。
太いタイヤ、コースターブレーキ、アップハンドル、大きなサドル、フレームの曲線、基本はライトなどはないシンプルな作りで多くの湘南サーファーの足を担ってきました。

このシリーズには乗り降りしやすいレディース用のモデルもあります。
- サイズ:全長1870×全幅690mm
- 最低シート高:780mm
- タイヤサイズ:26×2.5inch
- ブレーキ:【前】キャリパー 【後】コースター
- 重量:約17.5kg
レディース用モデルは真ん中のフレームが下まで曲げられており、跨ぎやすくなっていますね。
メンズ用よりも若干小ぶりに作られているのも特長です。
国産ビーチクルーザーのパイオニアである「Rainbowレインボー」のビーチクルーザーは、外国製に比べ日本人の体型にしっくりくるのもおすすめ!

②ELECTRA エレクトラ

ビーチクルーザーのルーツである、カルフォルニアの全米NO.1ビーチクルーザーブランドがこちら「ELECTRAエレクトラ」
この「ELECTRAエレクトラ」の高い品質、そしてスタイリッシュなビーチクルーザーは世界中の「本物志向」のビーチクルーザーを求める人々に指示され、
多くのアーティストやミュージシャン、デザイナーなど「こだわり」をもった方々に愛用されています。
- サイズ:全長1900×全幅720mm
- 最低シート高:780mm
- タイヤサイズ:26×2.125inch
- ブレーキ:【前】Vブレーキ 【後】コースター
- 重量:約16.2kg
その「ELECTRAエレクトラ」の代名詞ともいえるのがこの「CRUISER1 クルーザー1」シリーズ。

無駄を省いた非常にシンプルなビーチクルーザーながら、
人間工学に基づいたELECTRAエレクトラの特許 【FLAT FOOT TECHNOLOGY】のおかげで足付が非常によく走りやすい。
レディースモデルもラインナップされており、カラーバリエーションも豊富でおすすめ!

③SCHWINN シュウィン

【SCHWINNシュウィン】は現在のビーチクルーザーの原型となる「クルーザーバイシクル」を始めて開発し、
1930年~1940年代にかけて アメリカでクルーザーブームを巻き起こしました。
その創業は実に1895年!
100年を優に超える、最も歴史のあるビーチクルーザーブランドと言っても過言では無いでしょう。

【SCHWINNシュウィン】はビーチクルーザーを語るに外せない定番ブランドなんです。
- サイズ:適応身長155~185cm
- タイヤサイズ:26×2.125inch
- ブレーキ:【前】キャリパー 【後】コースター
- 重量:約15.9kg
その【SCHWINNシュウィン】の最もベーシックなモデルが「S1 シリーズ」です。
歴史あるブランドならではの、どこかクラシカルでありながら、スタイリッシュなデザイン。
クセないシンプルなデザインでタフで丈夫なのは折り紙つき。
ビーチに合うのはもちろんですが、街乗りでも個性がだせるビーチクルーザーです。
本気のビーチクルーザーを選ぶポイント

「ビーチクルーザー」の魅力と言えば自分好みに“街乗り仕様”や、“アメリカンバイク仕様”など様々なスタイルにカスタムできるところです。
様々なスタイルがあるビーチクルーザーですが、本物志向のビーチクルーザーを選ぶポイントを押さえておきましょう!
①コースターブレーキがおすすめ
ビーチクルーザーの特長とも言える「コースターブレーキ」ですが、
ペダルを逆回しにするとブレーキがかかる仕組みです。
サーファーはサーフボードキャリアを使わず、片手にショートボードを抱えて自転車に乗る時はこの「コースターブレーキ」が重宝します。

足だけでブレーキを掛けられるので、片手はハンドル操作に専念、足だけでブレーキ調整が可能になります。
あとは ハンドブレーキに比較してブレーキ機構の耐久性が高いのがポイント。
ハンドブレーキのワイヤー部分などは大体すぐ錆びて固着しますが、コースターブレーキは丈夫!
②アップハンドル

ビーチクルーザーのハンドルのスタンダードは、幅広で身体の近くにまで大きく曲がっている「アップハンドル」です。
スピードを出して運転する訳ではないので運転姿勢も身体が垂直に近くなります。
サーフボードキャリアを使う際にも、ハンドルとフレームとのスペースが確保できるのがポイントですね。
③変速機(変速ギア)など余計な物はいらない。
「ビーチクルーザー」も街乗りに向いたタイプなどはしっかり変速ギアがあったります。
しかし、本来のサーファースタイルのビーチクルーザーには変速ギアはゼッタイに不要。

だって、ばきばきに錆びますから。
そして、サーフィン用と割り切るならば、ライトもいりません。
余計なアクセサリーはそぎ落とし、錆びること前提で「耐久性」を優先するのが本気のビーチクルーザー選びの鉄則!
カスタム前提でビーチクルーザーを選ぶ時も、標準装備のアクセサリーは極力少なくし、一つ一つパーツをカスタムする楽しみを味わうのが醍醐味でしょう。
④「安さ」と「タフ」さをとにかく優先せよ!

お洒落なビーチクルーザーはいっぱいあります!
しかし、自分好みにビーチクルーザーをカスタムしていくなら、標準装備はシンプルで丈夫が良いです。
長くカスタムを楽しむにもベースとなる車体はコストパフォーマンスの高さ、とくに「タフさ(丈夫さ)」が大事なんです。
意外とシンプルなビーチクルーザースタイルもクールで格好いいものですよね!
ぜひあなた好みのビーチクルーザーが見つかりますように。



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